あらすじ
【ダンシング・イエーガー】あらすじ
エルフと人間が共存する世界。
現代日本の暴力団組長『千石龍敏』は、幼馴染みでありライバル組織の奴隷となっている『クイン』と抗争寸前の状態に陥っていた。しかし、実は女性であるクインは非正規のエルフとして苦しんでおり、その枷を外すべく龍敏は危険な攻撃を決行。彼女の代わりに六年間刑務所に入ることになった。
刑務所を出た彼を待っていたのは、自分の母体組織『千石組』に加盟し、インテリヤクザとして活躍しているクインだった。千石組も急成長し、関西・関東の巨大組織から取引を持ちかけられ、二人は日本の裏社会と戦うこととなる。
だが、龍敏は病に罹っており余命は短く、その中で愛するクインを差別されない本当のエルフにするべく画策。西と東を巻き込む大戦争を引き起こすのだった。計画は成功すると思われていたが、信頼している仲間や情報屋に裏切られ彼は重傷を負う。しかし咄嗟の演技でクインをエルフにすることに成功。敵を倒すと、最後の仕上げとして特攻をすることを決意。
クインと両想いだと知った時には遅く、彼に残された時間は無かった。作戦によってエルフの長老を日本に呼ぶことができ、龍敏は長老を襲撃。そんな彼を殺し、手柄を挙げることになったのはクインだった。今際の際に、愛する女性を幸せにするという道を極めたことに満足して、龍敏は死亡する。
クインは恋人の残してくれたチャンスを逃すまいと、長老へ全てのエルフになれぬ者たちの救済を求め、受け入れられる。こうして、均衡が崩れかけていたエルフと人間の世界には平穏が戻り、差別と争いは無くなった。
それから十年後。
墓参に来たクインは、上級エルフのひとりになり、さらに子供も産まれ幸せな日々を過ごしていた。そんな彼女は墓に向かい「彼こそが本物の『極道』」であると、懐かしさを滲ませるのであった。