あらすじ
「余がそなたを愛すことはないだろう」
そう言い放つ冷徹な皇帝の声に、私はカウンセラーとしての勘で気づいてしまった。
――この人は、深く傷ついている。
異世界転生した元カウンセラーの引きこもり姫・小夜は、政略結婚で大国の後宮へ皇后になるために向かった。
相手は冷徹と恐れられる年上の皇帝、黎明。
婚礼の儀で彼の指が震えていることに小夜だけが気付く。
皇后という責務の重さに怯えていた小夜は、それを見て自分の心が強く動くのを感じた。
ーー放っておけない。
前世の知識を活かし寄り添う小夜。
触れることすらできなかった皇帝が、唯一彼女にだけ心を開いていく姿に、ついきゅんとしてしまって…。
黎明もまた、いつも弱気な小夜が、人のためだけに見せる直向きさと強さにきゅんきゅんしてしまって……溺愛しはじめる!?
政略結婚から始まる年の差異世界ロマンスは、手を繋ぐ小さな温もりから恋を知っていく、じれ甘後宮ラブストーリー。
冷徹皇帝×前世カウンセラー妃、契約婚の先に待つのは真実の愛か、それとも。