あらすじ
新学期、僕のクラスに転校生のAちゃんがやってきた。
ショートボブの髪に憂いを帯びた瞳の、どこか儚げな少女。
でも―誰も彼女を見ることができない。
担任も、同級生も、「そんな生徒はいない」と首を振る。
「私は並行世界を渡り歩く存在なの」
Aちゃんが教えてくれた驚愕の真実。
彼女を認識できるのは、各世界でたった一人だけ。
駄菓子屋で、映画館で、屋上で―
僕たちは最高の友情を育んでいく。
他の誰にも見えない親友との、特別な日々。
でも、やがて異変が起き始める。
Aちゃんの声が途切れがちになり、
ノートに書いた彼女の情報が消えていく。
「次の世界に移る時間が近づいてるの」