あらすじ
私は駅に降り立った。
長い間列車に乗ってきた私はこの小さな駅のある小さな町の雰囲気が気に入って途中下車したのである。
その町では皆、「あれ」を探していた。
私はあれとは何か、探すことにした。
結局「あれ」は見つからず、列車に再び乗らねばならなくなった。
次の列車を逃すと三十年間列車は来ないということだった。
しかし、私は切符をなくしていた。
無理に改札を通ろうとすると警官に警棒でガツンと叩かれ意識を失った。
気づくと、町の病院のベッドだった。
私は靴下の中に切符があるのを見つけた。大事なのでそこに隠してあったのだ。
私は病院を抜け出し駅に行った。
もう地殻変動のため線路はなかった。
線路が次に駅に来るのは三十年後だとのことだった。
私は線路があるはずの深い森の中に分け入って行った。
もう一度、列車へ。