あらすじ

大人になると一年はあっという間だが十五歳くらいまでの一年間というものは途方もない歳月に思える。  かつて十五歳だった四人の兄妹が語るそれは、誰にも気付かれない奇跡だった。  友達とバンドを組む。友達と映画を撮る。友達と遠足の服を買いにいく。 そして一人でいるふとしたときに、家のなかでごろごろしてるとき、湯船に浸かってるとき、朝の身支度のとき、家族の相関図が幻想だと気付く。  気付いた意識で在り続けたい。それを観る意識こそが本当の自分だから。  小村家の四兄妹は基本的には仲が良い。しかし互いの認識はバラバラだ。家が語るのであれば、家側の視点で言うとそれはどの家庭でも家族というのはそういうものだ。  四人それぞれが十五歳だったとき、家のなかで四者四様に体感する「家側の視点」によって内観し、仮面を脱ぐための自覚と反省を繰り返す。恋あり友情ありの少し不思議な青春小説。

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カクヨム
カクヨム2025/09/24
  • 現在の作品もう十五歳だというのに