あらすじ
触れた相手の記憶を読む透視能力者———金井玻璃。触れた物の記憶を読むサイコメトラー———帳稀月。
身体の一部と引き換えに異能力を得た金井は、自身の営む占い店で妙な噂を耳にする。「満月の夜。水鄰館の舞踏会で愛を誓うと永遠に結ばれる」その怪しげなジンクスに釣られて、得体の知れない洋館へ集う人々。持ち主が行方不明になった大正時代の日記。
伯爵令嬢が自殺し、婚約者が撲殺された白亜の洋館———阿久津荘。そこに現れる女の幽霊を祓って欲しいと頼まれた金井は、霊媒鑑定士を名乗る帳とともに依頼を引き受ける。しかし同時に、幻想的な舞踏会の夢を見るようになった。
白亜の洋館に隠された謎は、行方不明になった日記の持ち主は、女の幽霊の正体は———美しい洋館を舞台に、ホラーミステリーを書いてみました。
※3万文字強の中編です。
こちらの美麗な表紙絵は『みのるん様』に描いて頂きました。ありがとうございます。