あらすじ
俺の鑑定スキルは、物の名前と一般的な情報しか表示しない『無能』だとされ、ギルドから追放された。
本当は鑑定なんてやめて、静かに暮らしたかった。
だが、路地裏で出会ったのは、才能に恵まれず燻っている落ちこぼれの冒険者たちだった。
借金のカタに買い叩かれたボロ剣。俺にはその剣が秘める『真の所有者と出会いし時、聖剣へと覚醒する』という隠しステータスが見えていた。
ただの雑草に『不死鳥の涙に触れし薬草。煎じて飲めば万病を癒す』という可能性が眠っていることを俺だけが知っている。
俺の本当の能力は、物や人に隠された「進化条件」や「真の価値」を見抜くこと。
ギミックは、鑑定対象の「最も深い絶望」や「最も強い願い」に触れないと、隠しステータスが解放されないという制約。
俺は落ちこぼれたちに真の価値を与え、彼らと共に、俺を追放したギルドを見返すことを決意した。