あらすじ
俺が授かったのは、戦闘には全く役立たない『植物栽培』スキル。勇者パーティーを追い出され、魔大陸の戦場跡地に捨てられた。
死を覚悟した俺が、最後の思い出にと故郷の「世界樹の苗木」を植えた瞬間、スキルが覚醒した。
俺の『植物栽培』は、あらゆる植物の成長を極限まで加速させ、さらに特殊な能力を付与する神レベルのスキルだったのだ。
苗木は一夜にして天を突く大樹へと成長し、魔物の侵入を拒む結界を張った。
世界樹の果実は飲むだけで傷が癒えるポーションとなり、葉は鋼のように硬い武具の素材となった。
このスキルの制約は、植物の「声」を聞き、その望みを叶えなければ、成長が止まってしまうこと。
俺は、戦いで傷ついた土地の声を聴き、緑豊かな楽園へと変えていく。
やがて、俺の世界樹の噂を聞きつけ、魔王軍に国を追われたエルフやドワーフたちが、安住の地を求めて集まり始めた。
これは、追放された男が、ガーデニングで自分だけの国を創る物語。