あらすじ
――俺は、弱い。
誰もがそう言うし、俺自身も否定はできない。
入学早々、学園の序列システムに振り分けられた俺・白羽ツバサの所属は「Cクラス」。
最弱の落ちこぼれクラス。
攻撃力ゼロ、防御も技も何もない。……そう見えるらしい。
だが、俺にはひとつだけ――ただひとつだけ能力がある。
「絶対に倒れない」。
どんな攻撃を受けても、体力が一で止まり、決して膝をつかない。
それだけ。勝つことはできない。相手を倒す力なんて、どこにもない。
けれど。
「負けない」だけで、世界は変えられる。
雷を操る学園最強の少女も、冷酷な王者も、狂気の道化師も、思想に酔った支配者すらも――。
全員が最後に俺を見て、言うのだ。
**「お前だけは、勝てない」**と。
これは最弱と呼ばれた俺が、気づけば学園と世界を救う「不屈の盾」になっていた物語。