あらすじ
失踪した兄を七年探し続ける松本瑞穂は、森老山に向かう。
同行する宮地が人の声から感情的な抑揚が聞き取れないのに対し、松本には余計なモノ〈他の人には見えないモノ〉が当人の顔の上に浮かび上がって見えていた。
モノの記憶を辿り目指すのは、社会から隔てられた森老山奥の精神科、古淵野病院。
兄は人を殺したのか、また殺すのか、…正常と異常の境界で揺れる松本の思いをよそに、病院は病室の壁をスクリーンにして〈モノ〉を淡々と再生させていく。建物の記憶として。
…「俺、ウサギ。丸いゲージの中」[link:novel_view?w=24936445]の続編です。
この作品もフィクションです。事件は実在しません。