あらすじ

酒屋のひとり息子、五香三咲は育ち盛りの中学二年生、今日は美術の授業で色彩学、色相環と補色について習った。  帰宅すると定休日でもないのに店が閉まっている。どうやら母親の体調が悪いみたいだ。夕飯の支度もままならない母親に言われて三咲は店に並ぶ赤いきつねと緑のたぬきを持ってくる。  でか盛りでも足りない三咲、食べ盛りの息子を案じて母親は自分のカップからかき揚げを取り出してそれを三咲に渡す。 「赤と緑は補色関係、混ぜると無彩色」  美術教師の言葉が三咲の脳裏に浮かぶ。ところがお揚げとかき揚げ、赤と緑を混ぜてみたならそれはとてもおいしい結果だった。  それでもなお足りない三咲は再び店に立って棚を眺めてみる。するともう一組の補色な関係が彼の目に飛び込んできたのだった。  何気ない日常を懐かしのホームドラマ風味に仕上げてみました。 ※作品中に登場する商品(各種カップ麺)は東洋水産株式会社様が販売しているものです。

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エブリスタ2025/09/23
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