あらすじ
地方の小さな会社に入社した景司は、胸を躍らせる一年生社員であった。最初は失敗ばかりで叱られる日々だったが、真っ直ぐさと誠意を武器に取引先と向き合い、次第に仲間や顧客の信頼を勝ち得ていく。勢い余って空回りし、先輩や上司の反感を買うこともあったが、諦めることを知らぬ姿が人の心を動かした。やがて大口案件のトラブルに直面し、誰もが責任を避けようとする中で、景司は一人で顧客に頭を下げる。震える声と必死の誠意は顧客の心を動かし、事態は収束するが、代わりに大きな責任を背負うこととなった。叱責を浴びながらも、景司はその裏に確かな信頼を感じ取る。入社からの一年間で、彼は「はりきるだけの新人」から、失敗も背負い立ち続ける一人の社会人へと成長したのであった。