あらすじ
だからさ、君、殺されたんだよ。
僕の妹は。
殺されたんだ。
間違いない。
はっきりそう断言できるね。
可哀想だ。
可哀想で仕方がない。
…でも、村に戻ったってどうせあいつに居場所はなかったんだ。
例の頑固親父の言い也にされて、適当な家へ始末をつけられるだけ。
そして人形のようにこき使われて、身も心も壊れていくだけだったろう。
かといって、東京にも居場所はない。
あいつの居場所はどこにもなかった。
殺されたのは、あいつにとってむしろ幸福だったかもしれないね。
…誰に殺されたんだ、って?
あはははははは
冗談も程々にしろよ。
そんなの、わかりきってるじゃないか。
君だって、聞かずともわかってるんだろう?
踵につま先を持つ人、だよ。