あらすじ
2090年——東京。
【怨鬼《おに》】と呼ばれる巨大な怪物がこの世界に現れて数十年が経った現代。
人間は怨鬼に対抗するために調査・研究を経て様々な策を施し、今では個人で対処に当たれるほど設備や技術の充実が進んでいた。
ある日、蓮池融刀《はすいけゆうと》がいつものように登校しようと玄関のドアを開けた途端、怨鬼に食われて死んだ——かに思われたが、彼は怨混人《オーガ》として生還した。
その日から融刀の生活は一変した。
人々は彼に問う——「お前は怨鬼と人間、どっちの味方なんだ?」と。
これは一人の青年が自分の存在と価値について苦悩し、その答えを探すために怨鬼を封じる物語。