あらすじ
攻略対象の叔母に転生したけれど、甥に激重に愛されてます。
辺境伯家の娘エリシアは、五歳のある日、前世の記憶を思い出す。
ここはかつて夢中になって読んだ乙女ゲームの世界。
そして自分は――原作で攻略対象を苛める悪役令嬢エリシアだった。
悲恋に終わるはずの義理の兄カイと姉リシェルが、今は幸せそうに寄り添っている。
「この笑顔を守りたい」
そう誓った幼いエリシアは、来るべきスタンピードで身を挺し、奇跡の浄化を起こす。
以来、領民から「歌姫」と讃えられ、辺境伯家の傍系として歩むことを決意する。
しかし、幼い甥――次期辺境伯ルシアンは、彼女を「叔母」ではなく「ただ一人の女」として愛し始めていた。
よちよち歩きの頃から「おばしゃま」と甘えてきた少年は、やがて執着にも似た想いを募らせていく。
学園に旅立った後も文通を重ね、帰郷のたびに「俺のエリシア」と囁く彼に、エリシアは揺さぶられていく。
やがて訪れる大規模スタンピード。
原作では聖女ヒロインが導くはずだった奇跡を、彼女自身が担うことになり――
命を削って結界を維持するエリシアを、ルシアンは狂おしいほどに抱きしめる。
「俺の幸せは、あなたしかない」
これは、未来を背負う少年と、前世を知る少女が交わす、激重純愛の物語。
※ 冷徹と噂の辺境伯令嬢ですが、幼なじみ騎士の溺愛が重すぎます。にて、リシェルとカイの恋愛模様を描いています。