あらすじ
小学六年生は面白い。この時期から少年少女たちが次々と思春期へ移行し始める。だがそれには個人差があり、いつまでも子供のままでいる子や、一足先に子供から卒業する子もいる。
主人公の少年・藤城皐月は幼馴染と真理と初めて大人のキスをした。この瞬間から皐月の思春期がはじまった。
皐月は同級生の思春期に入った仲間たちとの交流の中で文学や宗教などに触れ、精神的な成長を始めた。初恋のタイミングで三人の女子との交際が始まり、異質な恋愛観を持つようになった。
親の都合で一緒に住み始めた女子高生の祐希や幼少期からかわいがってくれていた芸妓の明日美にも恋愛感情を抱くようにもなり、皐月はまわりの友だちよりも早く大人の階段を駆け上がり始めた。
藤城皐月物語は主人公の少年・藤城皐月の小学校卒業までを描く、やや純文学寄りの長編小説です。