あらすじ
数え切れぬほど死に、数え切れぬほど生き直した男。
無限転生の果てに残ったのは、快楽も愛情もすべて失せた「虚無」だった。
彼が求めたのは、ただ森で土を耕す静かな生活。
だが、その唯一の聖域(サンクチュアリ)が、何者かの手で燃やされる。
「……虫けらが」
無表情のまま怒りを燃やし、彼は“害虫駆除”の旅に出る。
拾った少女は生き延びるために打算を重ね、彼に縋る。
だが、彼が見せるのは慈悲ではなく、完璧すぎる無関心。
残酷で冷酷、時に滑稽。
虚無の男と打算の少女が歩むのは、笑えないほど笑えるダークファンタジー。