あらすじ

「思い出」が通貨として取引される世界。 心優しき青年レオは、唯一の家族である妹のニーナと、貧しいながらも温かい日々を送っていた。 しかし、ニーナが徐々に記憶を失っていく原因不明の奇病「記憶減衰症」を患ったことで、その幸せな日常は崩壊する。 莫大な治療費を前に、レオに残された最後の財産は、自らの『記憶』だけだった。 彼は決意する。妹を救うためなら、魂を切り売りすることも厭わない、と。 母の温もり、分かち合った食事の味、妹と笑い合った日々の輝き──かけがえのない宝物である記憶は、冷たい結晶となり、高値で買い取られていく。 だが、レオはまだ知らない。 治療費のために手放した「宝物」が、二人をより深い地獄へと引きずり込む鎖となることに。 これは、優しき兄の愛と自己犠牲が、最も残酷な『加害』へと変貌していく、愛と絶望のダークファンタジー。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/09/23
  • 現在の作品【悲報】僕が売った『幸福な記憶』、知らない男が使って妹を口説いてる