あらすじ
危険な人だと分かっていて、1度だけと思っていた。
守屋 千弦は、教師としての自分に疲れていた。残業ばかりの生活は、千弦に暗い気持ちをだかせていたが、ある日高校の同級生に再会する。
高校から悪と名高い藤原 翔己とは一時期不思議な関係があった。好きとも愛してるとも言ってはいないが、小さな手紙をお互いに交換し、日時を決めて密かに出会い遊んでいた。千弦にとってそれは、息苦しい生活の中で唯一自由に呼吸が出来た時間で、一等楽しい時間だった。が、事情により千弦が急遽引っ越したことにより、その交友は終わりとなった。
高校生活から10年がたった今、千弦は地元に帰らず就職をしていた。そんなある日、たまたま入った居酒屋での再会に、思わず手を伸ばした2人は一夜を共にした。
これっきり。
そう千弦は思っていたが、次の日から頻繁に千弦の前に現れる翔己。
食事の回数を重ねるほど翔己に惹かれるが、千弦には誰にも言えてない秘密があった。
それは翔己も同様で、翔己の秘密を知った千弦は翔己の元から離れようとする。