あらすじ
この作品は、台詞を主体とした戯曲風のスタイルで描かれています。
舞台は、戦後間もない復興期。
地の文を最小限に抑え、登場人物の声だけで物語を進めることで、舞台劇を観ているかのような臨場感を与えます。
主人公は、一人の少女。
彼女が抱くのは、まだ言葉にならない淡い想い。
夕日に照らされるひととき、届きそうで届かない気持ちが、瑞々しいタッチで描かれていきます。
物語は三部構成。
第一部では出会いと心の芽生えを、そして全体を通してどこまでもピュアな愛の世界を紡ぎます。
声だけで綴られるからこそ残る、静かで切ない余韻。
「言葉にならない想い」を、ぜひ感じてみてください。