あらすじ
摂食中枢機能低下症。脳の一部に異常が起きることで発生し、異常な食欲の増幅をもたらす病気だ。世界で初めて患者が出てから数年しか経っていないため、治療法は非常に高額な入院治療か、過酷な通院治療のどちらかしか選ぶことができない。
そんな病に罹った蟹山という男。医師である薫は、妻に負担をかけさせたくないがために通院治療を選んだ彼を、ただ見守ることしかできないのであった。
止まらない食欲に翻弄され、食べることを止められなくなった蟹山の行き着く先は──
いずれの道もただの気休め、行き着く先は彼岸のみ。そんな地獄で、彼らの意思と末路は如何に……
先の読めないホラー×ヒューマンドラマ、ここに開幕。
※作中の病気の都合上、吐瀉物の表現あり。(この病気の不気味さ、蟹山の行動の異常さを表現するため)
※安楽死という言葉に少しだけ触れています。作者は医療関係者ではなく、こういった事例に詳しい訳でもないため、お嫌でしたら読むのをおやめください。
表紙:pixabayからダウンロードした画像を装丁cafeで編集