あらすじ
酒好き・男好き・ギャンブル好き。
自称「終わってる女」こと篠原茜(21)は、今日も自堕落な生活を送っていた。
唯一の特技は、絵を描くこと。けれど、祖母を亡くしてからはそれすら意味を感じられず、
夜な夜な酒をあおっては、空っぽの心をごまかしていた。
そんなある夜、酔っぱらった勢いで、
子どもの頃に祖母とよく遊んだ「天狼神社」に迷い込む。
灯籠が淡く光り、風がざわめく中――
茜の前に現れたのは、無愛想な青年の姿をした“神様”だった。
「……誰だ、お前は。」
第一声からこれである。
しかも次の瞬間、彼の着物に思いきりゲロをぶちまけてしまい──
天罰が下るかと思いきや……神様はまさかの“世話焼き”タイプだった!?
味噌汁を作り、風呂を焚き、説教を垂れ、
やたら面倒見のいい神様・玲於と、図太すぎるクズ女・茜。
そんなふたりの前に、
おしゃべりで女好きな放浪神・真澄まで現れて――!?
神社で暮らす奇妙な三人の、
ちょっと笑えて、時々泣ける“再生”の物語。