あらすじ
かつて神の理に背いた罪で断罪された青年医師リオ・セガルド。
彼は前世で医学を学んだ“異邦の医”として転生し、魔導の国フェルノアで治癒術を学んでいた。
だが、王都を再び襲う《瘴気熱》──百年前に多くの命を奪った禁忌の病を前に、
彼はひとり「原因を突き止めねば救えない」と研究を始める。
病を神の罰と信じるこの国で、理を唱えることは異端。
それでも、誰かの命を守りたいという思いは消えなかった。
そんな彼の前に現れたのは、“冷血宰相”と呼ばれるグランフォード=カレヴィン。
かつてリオを断罪した男は、今度は彼に手を差し伸べる。
「──お前が必要だ」
神に背き、理に挑む二人が出会うとき、禁忌の灯がともる。
罪と救いのはざまで、愛と理が交錯する異世界医療ファンタジー。