あらすじ
最前線都市《バルガン》で働く支援屋カイル。
彼の仕事は、冒険者たちに“ちょっとだけ調子が良くなる”支援をかけること。
戦わず、地味で、誰にも評価されない裏方――それが彼の日常だった。
「支援なんて誰でもできる」
「お前がいなくても変わらない」
そう言われながらも、カイルは黙々と働き続ける。
だがある日、魔王軍の幹部を名乗る銀髪の女――リリスが現れた。
彼女は告げる。
「あなたの支援を受けた者たちが、戦場で暴れている」
信じられない言葉。
だがそれは、カイル自身が知らなかった“真実”の始まりだった。
最強の支援スキルを持ちながら、
誰からも認められず、使い潰されていた青年。
そんな彼が――ついに“魔王側”へと歩み出す。
裏方から始まる、静かな反逆と成り上がりの物語。
冷遇された支援屋が、世界の戦況をひっくり返す。