あらすじ

母なる「帝国」を追われたシルヴィアは「元皇女」となってしまった。国家の再興を目標としている。が、そう簡単に達成できることではないので、力を持ち、頃合いを見計らうまでのあいだは、自らを殺人の対象とする追っ手から逃れるべく、どこに行っても一市民として、その国に溶け込むようにして生活している。さまざま勘案した結果、どう考えても「そのような関係」であったほうが楽であり適当であり、また面倒を見ないであろうことから、かつて自らの騎士としたヴィンセント・バロウズと夫婦の関係を結び、現状、彼と行動を共にしている。籍を入れるタイプの古い結婚だ。かたちだけのこととはいえ、嫁入りした格好だ。ゆえに今の彼女のフルネームはシルヴィア・バロウズである。男女の関係の有無については、あろうはずもない。 逃避行を始めたバロウズ夫婦を取り巻く他者との関係性は愉快さを孕んでいる。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/10/15
  • 現在の作品落ちぶれ皇女と白き結婚