あらすじ
25歳の誕生日に、25回目のデートで婚約者から告げられたのは、残酷な婚約破棄の言葉だった。「地味でつまらない」と尊厳を砕かれ、人生のどん底に突き落とされたOL・白石紬。心を殺して働く彼女に訪れたのは、社運を懸けた一大プロジェクトへの参加という、思いがけない転機だった。
彼女を待ち受けていたのは、完璧すぎるエリート専務・一条蓮。雲の上の存在である彼に萎縮する紬だったが、蓮はなぜか彼女の隠れた才能を見抜き、甘く、そして情熱的に導いていく。「ずっと君だけを見ていた」――その言葉に秘められた、彼の執着にも似た一途な想いとは?
絶望の「25」から始まる、ドラマティックな逆転劇。これは、不器用なシンデレラが、全てを懸けて愛してくれる王子様と出会い、最高の幸せを掴むまでの、とびきり甘くて爽快なオフィスラブストーリー。
【登場人物紹介】
◆白石 紬(しらいし つむぎ)
本作の主人公。文房具メーカーに勤める、控えめで真面目なOL。長年の恋人から25歳の誕生日に婚約破棄され、自信を失ってしまう。しかし、プロジェクトをきっかけに眠っていた才能を開花させ、自己肯定感を取り戻していく。
◆一条 蓮(いちじょう れん)
紬が勤める会社の専務で、社長の御曹司。眉目秀麗、頭脳明晰、仕事も完璧なエリート。普段は冷静沈着で他人に興味を示さないが、紬にだけは異常なほどの執着と独占欲を見せ、過剰なほど甘く溺愛する。入社当時から紬に一途な想いを寄せている。
◆高坂 翔太(こうさか しょうた)
紬の元婚約者で、同じ部署の同僚。見栄っ張りで自己中心的な性格。地味な紬に飽き、社内の人気者である後輩の莉奈に乗り換えるが、その無能さから後に痛い目を見ることになる。
◆姫川 莉奈(ひめかわ りな)
紬や翔太の後輩。可愛らしい見た目とは裏腹に、計算高く腹黒い性格。猫を被ったぶりっ子口調で翔太を誘惑し、紬から奪い取る。しかし、その化けの皮はすぐにはがされることになる。