あらすじ

かつてこの大地は、一人の男によって滅びかけた。 そして残されたのは、“災厄のドラゴン”。 五メートルを超える巨体。 山を割る咆哮。 世界の半分を焼き尽くす炎。 人の手には余るその竜は、深い谷底へ封じられた。 そして、四百年が過ぎた。 長雨、洪水。 疫病、飢え。 続く苦しみに、大地は悲鳴をあげた。 「呪いだ」と誰もが囁く。 そんな折、人々の記憶に甦ったのは、谷底に眠る災厄の竜。 あの竜が怒り、涙を流しているのではないか、と。 恐怖はついに宰相を動かした。 決断は一つ── 「竜に花嫁を捧げよ。」 それは祈りの形を借りた犠牲でしかない。 けれども人々は信じた。 竜の涙を鎮められるのは、花嫁だけだと。 こうして、“泣き虫ドラゴン”と“囚われの花嫁”の物語は幕を開ける。

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エブリスタ
エブリスタ2025/10/14
  • 現在の作品泣き虫ドラゴンと、囚われの花嫁