あらすじ

「すべては方程式で解ける。人間の感情など変数に過ぎん」――氷室公式、35歳。極度の人間 嫌い、友人ゼロ・感情ゼロ・配慮ゼロの元数学教授にして、現私立探偵。遺族が泣いていても 「感情的雑音」、警察を「低知能の公務員」と見下す。彼の助手は天宮理世、20歳。靴を左右 逆に履き、信号の色を忘れる生活能力皆無の天然娘だが、数学オリンピック金メダリストの天 才。 だが彼女には秘密がある。アルコール一滴で人格が豹変し、IQ200超えの超天才に覚醒するの だ。ティラミスのラム酒、料理酒の湯気、ウイスキーボンボン――わずかなアルコールで、彼 女は正確に三分間だけ、氷室すら追いつけない推理速度で事件を解明する。 しかし、彼女は決して「最後」を言わない。「犯人は3人に絞れる。トリックは二次方程式。動 機は嫉妬。そして犯人は――」02分58秒、02分59秒、03分00秒。「えへへ♪ ティラミス美味し かったです!」天然娘に戻り、事件の90%を解明しながら、最後の10%で必ずタイムアウト。 次のアルコール摂取時も記憶はリセットされ、また最初から。何度繰り返しても、答えには辿 り着けない。残された道筋を辿り、最後の答えを導くのは――氷室自身だ。数学トリック、人 間心理、コメディが融合する新感覚本格推理。

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小説を読もう2025/10/14
  • 現在の作品『トリック方程式 〜犯人は02分59秒で消える〜』