あらすじ
「たとえ女王でも王妃でも、柚季様を傷つけるのなら、自分は剣を向けます!」
クラスメートとともに異世界へ召喚された――が、不本意に置き去りにされた柚季。
彼に備わっていたのは、他人の怪我を肩代わりする「身代わり」の力。
その力を女王のために使うことを条件に、彼は宮殿の片隅で「隠者」として生きていた。
そんなある日、女王の気まぐれで柚季はお見合いを始めることに。
気になるのは近衛兵のベルカントだけど、彼の未来を思うと思いは打ち明けられない。
「一目惚れ」したと近づいてきた元貴族ランシェは優しいけれど、何か裏がある様子。
居場所が欲しい。
誰かと一緒にいたい。
願うのはそれだけなのに。
「もう二度と、あなたを犠牲にはさせない」
剣を抜き、すべてを敵に回してでも守ろうとするベルカント。
孤独な隠者と不器用な近衛兵が選ぶ未来は――。
傷を分け合い、幸せを掴む異世界ファンタジーBL。
■あらすじ
クラスメートと共に異世界に召喚され、不本意にとり残された形代柚季は、他人の怪我を肩代わりする「身代わり」の力を持ち「隠者」と呼ばれていた。ある日、階段から落ちかけたところを近衛兵ベルカントに助けられ、柚季は彼に密かな憧れを抱く。だが結婚を申し込まれた際には、彼の未来を案じて断ってしまう。そんな中、柚季に一目惚れしたという元貴族ランシェが現れ、柚季は戸惑いながらも交際を始める。だが、彼の目的は女王への復讐だった。
ランシェが女王を襲撃しようとしたことでベルカントは負傷するが、柚季はその傷を「身代わり」で引き受ける。失意の中寝込む柚季のもとに、同級生のスミレが現れ、女王のためにスキルを利用しろと迫る。柚季をさらに傷つける結果になると怒ったベルカントは剣を抜き、柚季を守る。自分を想う姿に、柚季はベルカントの愛を受け入れることを決意する。ふたりは結婚し、ランシェから託されたホテルをともに営む未来を選ぶ。