あらすじ
柊《しゅう》は成績優秀、品行方正、教師生徒関係なしに誰もが信頼する優等生。未来も約束されたに違いない、エリート街道真っ只中だった。
彼女に出会うあの日までは。
ある日孤児院に向かうことになった柊は1人の少女、シランに一目惚れする。
そしてそのまま交際に至ると、はじめは周囲も祝ってくれたが、次第に雲行きが怪しくなる。
そしてそれは学園卒業後に勤めるように柊を散々スカウトしてきた政府機関や研究所までも……
「別れた方がいい」
「君の為だ」
別にシランが何かをしでかしたわけではない。
そんな言葉を投げかけられる度に、柊は悩み訝しげに思った。
――何故、みんな止めるんだ……?
そして秘密裏に色々調べていくと、ある事実が浮かび上がり……
やがてそれらの真実は、理想郷と呼ばれる都市の裏側を露呈させる。
一体何が「真実」で、何が「理想」で、何が「幸せ」か。
果たして柊とシランの運命は……?
卒論がないから卒論代わりというスタンスで書き始めたものです。