あらすじ
一条紅子(いちじょう べにこ)は新幹線に乗った。行き先は小学校時代を過ごした村だ。特に神社が思い出深い。女友達の神長(かみなが)と出会った場所だからだ。
神長は紙切りという芸が得意だった。会うたびに披露してもらった。紅子が引っ越したことで疎遠になったが、大学生になっても顔を思い出せるくらい大きな存在である。
神社を参拝した帰りに、紅子は美容院を見つけた。中学から大学までずっとロングヘアにしているが、久しぶりにショートヘアにしようと思い至る。
「いらっしゃいませ」
美容師の声には聞き覚えがあった。よく見れば神長に似ている。しかし、女だと思っていた神長の体格は、今やどこからどう見ても男であった。
■ページレイアウト
全9ページの作品で、1ページあたりの文字数は770文字〜1045文字です。
■超・妄想コンテスト
第210回「久しぶり」に合わせて書きました。
■表紙(2024年4月5日追記)
望月涼(https://estar.jp/users/560063686)さんにイラストを描いていただきました。表紙の使用許可もいただけましたので、加工画像から依頼画像に変更しました。