あらすじ
深夜2時。
高校生・雨宮凛のスマートフォンに、一通のDMが届く。
「あなたは選ばれました。#ANON47に参加する権利を得ました。」
最初の指令は、ただ一言——「姿を消せ」。
半信半疑で“消えるフリ”をした翌朝、
同じハッシュタグを使っていた少女が、本当に姿を消した。
やがて全国で、47人の若者たちが同時に失踪する。
彼らの共通点は、すべて「#匿名者47」のタグ。
警視庁サイバー犯罪対策課の刑事・斎藤鷹臣は、この異常な連鎖を追う。
そしてネット上では、天才高校生・九条一真が暗号を解き始める——
指令は人間の言葉ではない。誰も命令していないのに、命令が続いている。
47のアカウント、47の都市、47の“消えた影”。
この国そのものが、一つの〈実験〉だったのか。
そして最後に残る問いはひとつ。
「匿名者0」とは、誰なのか。
現実とネットの境界が崩壊する、
現代日本を舞台にしたデジタル・サスペンス。