あらすじ
登藤英和、七十六歳。幼少期から将棋の天才と謳われ、中学生でプロ棋士になると破竹の勢いで勝ちまくり、タイトル獲得数合計122期。永世名人となる二十三世名人、永世棋神、永世王土、永世将超、永世棋豪、永世馬王を獲得し、無敵を誇るも、後年現れる、武宮藤人という新たな天才の新鋭棋士に中々勝てず、遂に引退まで永世鳳竜をとれなかった。引退して二十年、内容的に見て永世鳳凰をとれる可能性が一番高かった時期の鳳竜戦で痛恨の反則負けをした記憶をいまだ引きずっていたが、妻から勧められたスマホを購入し、将棋チルドレンという世界中の将棋愛好家が集うオンライン対戦アプリを始める。そこで出会う数々の強敵、プロ棋士、時には得体の知れない強すぎる相手、果たして登藤英和七十六歳はどこまで高みに行けるのか。登藤英和の将棋冒険譚、ここに開幕。