あらすじ

その長い前髪から覗く二つの黒目は、俺と同じものを捉えて離さない。 大学の校門前で知り合った東は女からモテる。 それなのに年齢=彼女いない歴のこいつが時々奇妙に思えた。 蛇に似た小さな黒目が目の下の淵から離れている。 それがとても鋭く、真顔で見つめられると息を止めてしまう。 蛙の気持ちだ。蛇に睨まれた蛙。 蛇は東、蛙は俺。 そんな蛇に似た東には誕生日の違う双子の姉がいた。 どうやらお互いの両親が連れ子同士の再婚で、一人っ子だった東に誕生日の違う同級生の姉が出来たらしい。 だから誕生日が違う双子なんだ俺達は、と東から聞かされた。 「紹介するよ。姉の椿」 ある日東が姉の椿を紹介してきた。 噂に聞いていた東の誕生日が違う双子の姉である椿はーーー綺麗だった。 一目惚れだった。だが、俺に椿は高嶺の花だった。 そう思い諦めていた。でも、 「好き」 椿に告白された。夢にも思わなかった。 まさか初めての彼女がこんなに綺麗な子なんて、想像もしていなかった。 東は「よっ!義兄貴さん!」なんて茶化しながら俺達を祝福してくれていたーーーって、勘違いしていた。

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エブリスタ2025/10/13
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