あらすじ
八年前、母を殺した――。
罪を背負う半鬼の少年・輝仁は、炎の災厄“華弁《かべん》”を消す旅を続けていた。
華に触れられるのは、鬼の血を継ぐ彼ただ一人。その力は、国さえ滅ぼす焔を秘めている。
しかし、七百枚を超える華弁を握り潰した体は、今や臨界に達しつつあった――。
鬼を狩る牢人との邂逅。
戦乱と陰謀、そして滅びゆく国。
この血は、“呪い”か、“希望”か――。
贖罪の果てに待つのは、“大罪”か、それとも“覚醒”か。
鬼と人の狭間で、生きる意味を問う。
滅びと再生の果てに描かれる、和風ダークファンタジー。