あらすじ
俺はある日、奴隷商人貴族一家の三男――アッシュ・ゼクスフォードに転生していた。
しかもここ、俺がプレイしていたゲーム世界。よりにもよって中ボスポジションだった。
この領の奴隷経営が傾いたことで、すべての責任を三男の俺に丸投げした家族と使用人は、金目の物を持ち逃げして夜逃げ。
普通なら絶望して膝をつくところだが――
「一人でこんな広い屋敷を一人占めできるなんて最高!」
思いのほか、俺は舞い上がっていた。
そうと決まれば、屋敷にいる奴隷エルフたちの錠と枷を外して自由に出て行かせよう――そう思ったのに。
なぜか全員、俺の屋敷に残って世話を焼いてくる。
しかもこの五人、王族らしくて、エルフの長からはなぜか過大評価され――
気づけば、同じ奴隷貴族たちの利益を横取りし、根絶やしにして英雄扱い!?
違う! 俺はただ、自分の利益と広い屋敷を独り占めしたかっただけで……!
え、絶対逃がさない? なに言ってる! なんで俺が!?