あらすじ
平凡な大学生である高瀬凪は、今を時めくアイドルグループ『アスターボーイズ』の不動のセンター、リッキーこと宮葉律樹のファン。
圧倒的に女性ファンの多いアスターボーイズのファンダムの中で、肩身が狭いながらも学業とインターンの合間を縫って熱心に活動していた。
参戦したライブで、凪は念願のアリーナ最前という良席をゲットする。喜びに打ち震える凪。初めて経験する推しの顔を肉眼で認識できるほどの距離感でテンションは最高潮。
歓声と歌声の響く、大興奮のライブ会場で突如爆発事故が起きる。爆音、衝撃。吹き飛ばされる体。アリーナが一瞬にして地獄にかわってしまう。自身も事故によって大怪我を負い、凪は命を落としてしまう。。
次に目を覚ますと、そこは真っ白な空間だった。人ならざる美貌の黒い翼をもつスーツの男が言う。
爆発事故によって凪と同じく死んだ凪の推しであるアイドル、アスターボーイズの宮葉律樹を生き返らせたくはないか?
一も二もなく頷く凪に、男は交換条件を出した。
律樹を生き返らせたいなら、魔王によって滅ぶ定めの異世界を救え、いずれ魔王になる運命を持つ少年、アスターを救えと。
生きる支えだと思うほど大切だった推しの律樹を救うため、男の言う通りに覚悟を決め異世界へ転生する凪。彼はアシュフォード公爵家の、本来ならば存在しないはずの末息子『ライル』として生きることになる。
未来で魔王になる運命の少年、アスターを救うため王立魔術学院に入学するライル。彼はそこで、サイズの合っていないローブとぼろぼろの靴を見に纏い入学早々新入生の中で孤立しているアスターと出会う。
彼は入学前に魔力の暴走事故を起こしたことにより、周囲から敬遠されていた。
すごい、もうこのままじゃ闇落ち一直線だ⁉ ライルはなんとか彼を周囲と馴染ませ、孤独から救い、いずれ魔王になる運命から救おうと奮闘する。
しかしアスターの心は頑なで、中々ライルに心を開いてくれないのだった。
推しである律樹の命を救うため必死に行動するライルの前に立ちはだかる様々な壁。頑ななアスター、受験勉強、健康問題、モンスターとの戦い。
ライルは次々と襲いかかる問題を解決しアスターが魔王になる未来を変えることが出来るのか?