あらすじ
戦争で人類が滅亡した後の世界の支配者は、人間を創造神と崇めるアンドロイド(通称:メイド)たちだった。厳格な官僚制のアヤメ派と無秩序を求めるトリカブト派がメイド社会を二分して争う中、アヤメ派の資源回収係アイジロは、聖地で冷凍睡眠から目覚めた妊婦の人間、黛美紙を発見する。アイジロは彼女を創造神たる「人間様」と確信し、亡き友ワカバの復活を願う。一方、功績を求める同僚のヤマブキは、美紙の知識を利用して出世を目論む。彼女たちの思い思いの行動と美紙の握る真実が、危うい均衡を保っていたメイド社会を音を立てて突き崩し始める。