あらすじ
姉の死をきっかけに、本を読むことも、小説を書くこともやめた松野理央。何事にも興味を失い、無気力な日々を過ごしていた。
高校1年生の9月、理央は、担任の入間から文芸部に入らないかと誘われる。そこで、部員の春原健人と出会う。地毛が茶髪である健人の存在は、校則が厳しい学校の中で異質な存在だった。健人とあまり関わらないようにしていた理央であったが、文化祭での出来事がきっかけとなり、健人は理央に自分の過去を話す。中学生の時、女子生徒に暴行したという濡れ衣で、友人、教師、両親の信頼を失い、健人は人間不信になってしまったのだ。唯一の救いは本を読むことだった。「本を読まないやつは信頼しない」と言われ、理央はショックを受ける。
そんな時、理央と健人に関する根も葉もない噂が、学校中でささやかれるようになった。それは、健人が理央に暴行を加えているというものだった。理央は追い詰められ、リストカットをしてしまう。ついには、二人は男子生徒から暴行を受け、体育倉庫に閉じ込められてしまう。そこで健人は理央の心の叫びを聴く。理央は、健人と話をする中で、自分を変えたいと決意する。
※この作品は「NOVEL DAYS」「小説家になろう」にも掲載されています。