あらすじ
※現在非公開中
※チャット小説アプリpeepにて掲載予定
「東京デスリンピック 種目400メートル走。現在の参加者 641名」
電灯がぽつりと数個だけ立っているこの薄暗い町に、町内放送が鳴り響く。
幼い女の子のような声なのだが、それが余計に不気味に感じられた。
とにかく走る。
頭が悪く、身体能力だけで生きてきた俺にとって、この“ゲーム”は、唯一人生で勝てるゲームなのかもしれない。
負け続けてきた人生に終止符を打つために。
【名詞:東京デスリンピック】
四年に一度開催される死の競技会。
各国の権威者が招待され、死と隣り合わせの競技会を娯楽として楽しむ。
開催地は、東京某所。
Death(意味:死)とOlympic(意味:オリンピック)との造語である。
競技を行う選手たちは、一定の犯罪ポイントが累計100Ptを超えると、死刑囚として連行される日本のポイント制死刑制度により選抜される。
悪化し続ける日本の治安を、激変させるべく導入された新しい刑罰制度で、世界中から賭博場として利用され、日本経済復興に大きく寄与する。
20XX年、今宵もまた東京デスリンピックは開幕する。