あらすじ
59歳の主人公・康二は、長年の孤独と精神疾患に悩みながら、精神科デイケアに通う日々を送っていた。ある日、久しぶりにデイケアで再会した29歳の女性・真子との交流を通じて、心の奥に眠っていた淡い恋心が再び燃え上がる。康二は真子と展望台へドライブに出かけ、車内で懐かしい音楽や歴史の話題を交わしながら、初恋のような胸の高鳴りを取り戻す。真子もまた、康二に対して少しずつ心を開き、二人の距離は自然と近づいていく。やがて互いの存在が孤独を埋める希望となり、初めて恋をしたあの頃の感覚を再び味わうことになる。そんな日常の中、康二の前に突如「異次元への扉」が現れる。星の世界で結婚資金を稼ぎ、人生の再生を遂げるための冒険が始まる——。恋と希望、現実と幻想が交錯する、人生後半の恋愛と自己救済の物語。