あらすじ
失われた記憶の欠片と、綴られた愛の記録。
毎年、聖なる夜にだけ現れる優しい瞳の彼。花屋で働く小鳥遊雫は、理由もわからず彼に惹かれていく。しかし、彼女には幼い頃の記憶がなかった。
若き天才建築家、冬月湊。彼はすべてを覚えていた。事故で記憶を失った初恋の少女と交わした、遠い日の約束を。
「毎年この教会で会おう。そして二十五歳になった年のクリスマスに、まだ想い合っていたら結婚しよう」
真実を告げられぬまま、再び始まる二人の恋。蘇る記憶の痛みと、一途な愛が綴られた日記が過去と現在を繋ぐとき、雪降る教会で奇跡が起きる。
これは、世界で一番切なくて、優しい恋の物語。