あらすじ
この度もクロノヒョウ さまの企画に参加させていただきました。
第69回「2000文字以内でお題に挑戦!」企画
主催者:クロノヒョウ さま
2025年10月7日 〜 2025年10月14日(火)まで
「夜明けの空にまいた種」
(第69回2000文字以内でお題に挑戦)
よろしくお願いいたします。
••✼••
秋の陽が傾く、文明崩壊後の世界。
瓦礫の街で、木製の椅子とサボテンが語り合うのは、
世界の終焉と「魂の交代」という、真実だった。
人類が理解し得ない広大な理(ことわり)が作動し、
家電たちが、何者かの古き祈りの力で覚醒する。
炊飯器のタキマルは、
「触れるたび炊かれた米が湧き出る」という奇跡の器となった。
失われたはずの「米の魂」は、今、湯気となって街に満ちる。
それは人々の腹を満たし、絶望の中で小さな希望の種をまき始める。