あらすじ
今から15年前。
一人の天才的科学者によって、この秩序立った物質の世界に『もう一つの世界』が追加される。
『脳裏世界』
特異点とも呼ばれたその技術は人々の内在的精神を『窓』を通す事で観測することができる世界であり、多くの科学分野を数世代先にまで推し進めると言われる程だった。
人々はこぞってその特異点を用いた実験や試作を行い、そして事件は起きた。
きっかけは一つの研究テーマ『脳裏インターネット融合論』
SNSを代表とした人々の精神が表面化するインターネットと、精神のみが存在する脳裏世界。
人々の悪意と感情が何の規制もなくぶち撒かれていくインターネットという土台は、脳裏世界にとってあまりにも親和性が高すぎた。
想定した以上の成長と肥大化。脳裏世界の暴走。
人々がその危険性を指摘する頃には既に、物質世界へと影響を出し始めていた。
この物語は物質世界と脳裏世界の狭間で生きる仕事を生業とした者たちのお話し。