あらすじ
これはある男の人生の低回顧望である。主人公は中国引揚者の貧しい家庭に生まれ、早稲田大学在学中に、ひょんな人と出会い、大学を中退し、パキスタンのイスラム神学校に入学する。だが、そこでの修業が余りにも異常で厳しいので、そこを脱出。異国の街を彷徨っていると、思わぬ紳士に声をかけられ助けられ、別の神学校に移り、4年間、イスラムの教えを学び帰国した。それからは異国でのイスラム経験者としてイスラムを研究する大学教授たちに重宝されるようになった。そんな主人公を見て、彼は将来、大物になるのではないかと、ある女に勘違いされ、結婚に同意した。それから、さらにイスラムに関係する奇異な人生行路が展開する。