あらすじ
舞台は、南国の島国アジェンナの僻地のスンバ村、
少年トンニは家族と共に妖獣の皮を剥ぎ、なめす仕事をしていた。そんな一家は周囲から「卑しい仕事をする妖人」として蔑まれていた。
そんな折、トンニにチャンスが訪れる。アジェンナ国を植民地支配する宗主国カサン帝国から、一人の若いカサン語教師が訪れ、学校を開いた。
向上心溢れるトンニはさっそく学校に通い始める。そこで、教科書に描かれていた人体解剖図に衝撃を受ける。
(カサンでは自分と同じ仕事をしている者が尊敬を集めている!)
さらに、スンバ村に診療ととある研究のために訪れていた
医師ウォン・カンとの出会いが、トンニと家族の運命を大きく変えていく事になる……。
タグに「ホラー」と「闇落ち」が入っています!
後半かなりエグイ展開になるります。読み手を選ぶ作品かもしれません。
しかし、主人公の探求心と差別を克服しようとする向上心に著者自身どこか教共感しつつ、人間の深淵に迫ろうとした野心作でもあります。読んでいただければ幸いです。
この作品は「アジェンナ国シリーズ」の
『妖怪の村の小さな学校』https://kakuyomu.jp/works/1177354054921914497
『帝国寄宿学校の少年』https://kakuyomu.jp/my/works/16816927860988572733
『帝都の空の下で』
https://kakuyomu.jp/my/works/16817330655568060760
の関連作品となっています。こちらの方もぜひご覧ください!
《登場人物》
トンニ
妖獣の皮をなめす職人の家に生まれた少年。カサン人医師ウォン。カンとの出会いを通じ、医者を目指す
ネネイ
トンニの姉。家族思いで弟のトンニの事を常に気にかけている。
父さん、母さん
腕の良い皮なめし職人の夫婦
ティティン、チューイ、サヤーネ
トンニの兄、弟、妹
マル
物乞いの少年。「イボイボ病」によって、全身が醜いイボに覆われている。
オモ・ヒサリ
カサン語教師。トンニの恩師で、トンニの可能性を伸ばそうと力を注ぐ。
ウォン・カン
トンニが師事するカサン人医師。診療ととある研究のためにスンバ村に
やって来た。