あらすじ
高校二年生の天野鈴愛(あまのすずめ)は代々神社を守る巫女の家系に生まれ、霊感がとても高く、幼い頃から霊が見える体質に悩まされてきた。高校で出会ったクラスメイトでハーフの男子高生、神楽・ジャック・柊茉(かぐらしゅうま)もまた霊能者(魔術師)の家系だったが、霊能力がそれ程なく、他者の体を乗っ取る憑依の魔術を使える程度。霊感の強い鈴愛の体を借りることで、ジャックの除霊能力は飛躍的に高まる。
最初は抵抗していた鈴愛だが、一人で霊に怯える日々から解放されるため、柊茉とコンビを組むことを決意する。そんな二人の前に現れたのは、封印されていた天邪鬼の妖怪・テンキ。素直になれない性格ながら、鈴愛に懐いたテンキは二人と行動を共にするようになる。
憑依で体を共有するうち、次第に距離を縮めていく鈴愛と柊茉。天邪鬼のテンキが見守る中、三人?二人と一匹の奇妙な学園怪奇異譚が幕を開ける。
【登場人物紹介】
天野鈴愛(あまの・すずめ)
霊が見える巫女の少女、生まれつきとても霊力が高い。天野神社の娘で将来は宮司を継ぐ予定。優しく、他人の痛みに敏感な性格。霊を見ることが出来るが祓うことはできない。
神楽・ジャック・柊茉(かぐら・じゃっく・しゅうま)
剣道家の父親と魔術師の母親との日米ハーフで、飄々とした性格。魔力は弱いが憑依の術を使う魔術師。鈴愛の大切なパートナーでクラスメイト。
天邪鬼 テンキ
天邪鬼の妖怪で見た目は子供。素直になれず、本心とは逆のことを言ってしまう。真実を見抜く能力を持つ。鈴愛に封印を解かれ、新しい家族となる。