あらすじ
世界がダンジョン化し、誰もがスキルを得た中で、俺が授かったのは【ゴミ収集】という最低ランクのスキルだった。人々が捨て置くガラクタや、モンスターの残骸しか回収できない、まさにゴミのような力。だが、ある日ダンジョンのゴミ捨て場から回収した折れた剣が、実は伝説の聖剣の欠片だと判明する。このスキルは、他人が価値を見出せず「不要」と認識したものを、その本来の価値を保ったまま回収できる唯一無二の能力だったのだ。呪われて誰も装備できない武具も、俺にとっては最高のコレクション。失敗作として捨てられたゴーレムも、俺が回収すれば忠実な僕となる。「ゴミ拾い」と蔑まれながらも、俺は誰にも知られず最強の装備を集めていく。やがて、世界を揺るがす災厄が訪れた時、人々の希望は俺のゴミ袋の中にあった。