あらすじ
二鷹(にたか)りかは小学二年生の女の子。
どんなに嫌なことがあっても、いつもそばにいてくれたのは――クマのぬいぐるみ「フォーク(なすびまる)」。
話しかけても返事はないけれど、りかにとってなすびまるは、世界でいちばん大切な“ともだち”だった。
ある夜、りかはふしぎな夢を見る。
大好きななすびまると笑い合い、言葉を交わす夢。
とてもうれしいはずなのに、なすびまるの言葉はどこか悲しげで、理解できないことばかりだった。
それからの日々、りかのまわりで少しずつ、小さな奇跡が起こりはじめる。
そして――りかの「誰かを助けたい」という気持ちが、「誰かのために動く勇気」に変わったとき、物語は動き出す。
やがて彼女は、“最後の運命”に向き合うことになる。
涙とぬくもりがやさしく混ざり合う、少女とぬいぐるみの友情と成長の物語。