あらすじ
「ええ、次のニュースです。教主様から、新しく我らが神の声が届きました」
この世界は、“神様”の力で成り立っている。
「“我らが世界を照らしてくれる太陽が、長きの働きにより急速を欲しがっている。暫くは夕焼けの世界となってしまうが、太陽の急速のため民はしばしご理解いただきたい”とのこと。どのくらいの期間、この世界の“夕方”が続くのかはまだ発表されておりませんが、太陽の急速が終わるまでは恐らく数年単位の時間がかかるだろうとの見込みで、政府は……」
その日、世界は青空と星空を失った。以来数年、“夕方”の世界が続いている。そんな世界に住む十三歳の少女である私は、神様の言葉に疑問を持つようになっていた。
太陽は、本当に神様が飼う生き物なのだろうか。
自宅の屋敷の古書で相反する真実を見、私はやがて恐るべき真実に気づいてしまうことになる。
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2020/10/26 全文掲載